登場人物紹介;
テイジ:本ブログの主。経済的自立を目指し、お金の勉強をしている。
カコ君:15年前のテイジ。お金に無頓着な若者。
2020年、世間ではFIREムーブメントが起こっていた。 FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった略語で、経済的に自立することで好きではない会社を早期退職して自由に生きていこうという思想である。テイジは40代前半のために今日会社を辞めても、早期退職とは言えないと考えている。もっと若い時からお金の勉強しておけばFIREできたのではと考えながら、現在、経済的自立を目指してお金の勉強と投資をしていた。そんなある日のこと、テイジは15年前にタイムスリップして過去の自分と知り合うことになった。なお、両者とも名前が同じなので、15年前の自分をカコ君と表記する。(ベタな設定やな~)
困った、困った。
カコ君、どうしたの?
気づいたらお金が無くなっているんだ。
泥棒にでも入られたの?
そうじゃないんだ。いつも持ち歩いている財布にお金が残っていないんだ。確か、先週まで1万円札が数枚入っていたのに・・・。
買い物をしてお金を使ったんじゃない?
そうだと思うけど、何にお金を使ったのか分からないんだ。
記憶喪失?
UFOにでも連れていかれたの?
そんなわけないじゃん。
カコ君は家計簿をつけていないの?
家計簿?そんなのつけたことがないよ。テイジさんは家計簿つけているの?
もちろんだよ。14年前から家計簿をつけているよ。
えー、意外!!もっといい加減な人かと思っていたよ。
失礼な。お金が無くて大変だね。じゃあ、さようなら。
待ってくださ~い。お金を、お金を貸してください。
貸してということは、返すあてはあるの?
・・・、もちろん・・・、あります。
ないけど・・・
今、カコ君の心の声が聞こえたような・・・。
気のせいですって。ちゃんと返しますよ~。
信じられないな。お金は貸さないけど、家計簿についてなら教えるよ。
ケチだな~。
それじゃあ、さようなら。
待ってくださ~い。家計簿、家計簿について教えてください。
よし、分かったよ。家計簿について一緒に勉強していこう。
よろしくお願いします。
こうしてテイジは過去の自分に向けて、家計簿について教えることになりました。
家計簿とは
家計簿は、収入と支出のバランスを記録した帳簿です。バランスというと収入と支出が同じになることをイメージしますが、収入と支出の差が貯金(黒字)または借金(赤字)として表れます。収入の方が多いと貯金となり、支出の方が多いと借金となります。
収入 > 支出 : 貯金(黒字)
収入 < 支出 : 借金(赤字)
貯金を善、借金を悪だとあなたが評価されるのなら、家計簿はお金に関する通知表とみなせます。
家計簿 ≒ お金の通知表
通知表といえば、学生のころ学期末になるともらいますが、みなさん点数に納得されたでしょうか。点数は採点者の主観と他の学生の相対評価が入りますので、納得できないことがあったかもしれません。しかし、家計簿は事実に基づいた具体的な数字が記録されていますので、納得せざるを得ません。
評価方法 | 納得感 | |
---|---|---|
通知表 | 主観・相対 | なし |
家計簿 | 客観・絶対 | あり |
この事実を直視できない人もいるでしょう。過去の私もそのうちの一人でした。しかしながら、収入と支出の数値という客観的事実を知ることで家計を改善させることが可能になります。しかも直視できなかった人の方が改善の余地が大きいと考えられます。家計を改善したい方は、カコ君と一緒に家計簿について学んでいきましょう。
収入 - 支出 | 改善の余地 |
---|---|
大きい | 小さい |
小さい | 大きい |
ここまでの話で分からないことはなかったかい?
大丈夫です。僕の場合は家計簿をつけることで改善できることが多そうです。
それでは続きを話していくよ。
つづく・・・